きこえ、難聴、補聴器に関する「耳」のこと 

きこえに関する情報発信。難聴とは、補聴器はどんなもの、認知症との関わりなど耳に関することをお伝えします。

補聴器店では何をするの②

先日は、カウンセリング、聴力測定まで書いていきました。

今日は、この先を書いていきたいと思います。

 

①聴力の説明

今の聞こえがどのくらいかを聴力測定の結果をもとに説明します。

高い音が聞こえにくいのか、低い音なのか、どのくらいの聴力なのかを

測定結果をみながらお話します。

左右で違う場合もあります。

聴力は人によって様々です。

正確に測定できていることが、補聴器の調整にも繋がるのでとても重要になります。

普段聞こえにくいなと感じている方も、測定結果を見ると

どこが聞こえにくくなっているのか理解できるため、

低い音が聞こえないのかと思っていたら、実は高い音だったということもあります。

聴力の測定結果は普段見る機会がないので、分かりにくいかもしれないです。

でも、わからない点があれば質問して、正しく理解していただくことが重要だと思っております。

 

②試聴機での試し聞き

聴力測定の結果から試聴機を作成します。

実際に耳につけて聞こえ具合を確認します。

音が大きすぎないか、聞き取りやすいか、自然な音に近いかなど

初めての方は色々と感じるところがあると思います。

でもここが一番大事です。

なぜなら着けている本人しか聞こえはわからない事

そして感覚的な要素が大きいからです。

 

メガネはつけると見やすくなった、と感じやすいと思います。

ですが、補聴器はなかなかそうはいきません(中にはすぐ実感される方もいますが。)

あまり効果を感じなかったり、自然でないなど色々な感じ方があります。

それが人それぞれのため、

例えばAというメーカーが良いという人もいればBの方が良いという方もいます。

それくらい、感じ方は様々です。

 

また、補聴器は長く使うもの(耐用年数は5年といわれてます。)ですので

やはり良いと思ったものをしようしていただくのがベストだと思います。

そのため、最初の印象がとても大事です。

 

初めての方は良いか、悪いのか、判断が難しいと思います。

もし、貸し出しをしてくれるお店であれば、実生活で少し使用することもできます。

 

流れとしては、試聴機を聞いて

購入、貸出(貸出制度ありのお店)、検討 のどれかになるかと思います。

 

 

このような流れで購入される方もいれば、少し貸出を受けてから購入する方もいます。

 

ざっくりとですが、このような流れが一連の補聴器店でのことになります。

 

まだまだ補足が必要なこともあると思いますので

今後も補聴器店のことについて書いていきたいと思います。

 

よろしくお願いいたします。