きこえ、難聴、補聴器に関する「耳」のこと 

きこえに関する情報発信。難聴とは、補聴器はどんなもの、認知症との関わりなど耳に関することをお伝えします。

補聴器店では何をするの①

補聴器店ではどのようなことを行うのでしょうか?

 

初めて行く際は、緊張?されるかもしれません。

折り込み広告では、どのような流れで行うか記載されていることもあります。

必ず同じではないですが、一連の流れを書いていきたいと思います。

 

1.カウンセリング

お名前、住所、補聴器使用経験、耳の手術経験、

耳鼻科受診しているか、いつから聞こえにくくなったか、

どのような場面で困っているかなど、質問していきます。

耳の手術は、もし手術したことがあるとオーダーメイド補聴器を作成する際に

補聴器店では耳型採取ができない(耳鼻科での採取もしくは相談)になるためです。

ここで重要なことはどんな生活環境なのかになります。

例えば、一日中家にいることが多いのか、外に出て習い事をする機会が

多いなど様々です。

やはり騒がしい環境行くことが多いのであれば、補聴器の雑音抑制レベルが

高いものの方が使用して行く上では良いかと思われるためです。

 

2. 聴力測定

どのくらい聞こえているか、聞こえの測定をします。

気導、骨導、語音測定を行います。

時間がなかったり、設備の関係で語音測定がないこともあるかもしれません。

認定補聴器専門店ではこの3つは行うはずです。

 

気導は、ヘッドホンを装着して測定を行います。

かすかでも聞こえたら、ボタンを押して、聞こえた事を測定している方に知らせます。

少しでも聞こえた時に反応しないと、正確な聞こえが測定ができないので

とても重要です。

 

骨導は、耳の後ろの骨がボコッとしているところ

(手で耳の後ろを触ると盛り上がっている所です。)に

振動するアダプターをのせて測定します。

骨の振動でどれだけきこえるかの測定です。

骨の振動は反対側に伝わりやすいため、反対側からマスキング(雑音)を出して

伝わった音を打ち消しながら測定します。

色々なケースがあるため、マスキングの掛け方は様々です。

気導と骨導の聞こえをみて、あまりにも差が開きすぎていると

耳鼻科受診を進められることもあります。(病気の可能性があるため)

 

語音は、言葉の聞き取りを測定します。

あ、き、し・・・と流れるので、聞こえた通りに紙に書いていきます。

これは音がきこえる事とは違い、聞き取りに関する測定です。

聞き取りがどのくらいできるかを測定するので、

音は聞こえていても、聞き取れないということがあります。

語音について、後日もう少し詳しくお書きしたいと思います。

 

まずは測定までのお話をお書きました。

この続きを今後書いていきたいと思います。

よろしくお願いいたします。