認定補聴器技能者とは?
補聴器がどこで販売されているかの話のなかで
「認定補聴器技能者」ということを書きました。
今回は認定補聴器技能者についてお話したいと思います。
認定補聴器技能者
テクノエイド協会が認定している資格で国家資格でなく民間の資格になります。
認定補聴器技能者になるにはテクノエイド協会で行われている
集合研修を受けたのち試験を受け、合格すると取得できます。
取得まで4年間かかり、eラーニング(ネット上での授業)、集合研修などを
経て最後に試験を受けます。
法規、耳について、補聴器、測定方法など補聴器に関する専門知識を学びます。
また取得して終わりでなく、5年ごとの更新を行うため
古い知識のままでなく、今の技術・知識を日々身につけています。
どんなものでもそうですが、専門的な知識を持っている方に相談したり
その方から話を聞いて購入したいですよね。
例えば、スーツを買うなら紳士服売り場やスーツ専門店で詳しい方と
お話しながらどれにするか悩んだり、相談したりすると思います。
補聴器については誰に相談すれば…と思った際は
「認定補聴器技能者」を訪ねてみてください。
2018年11月現在で約3600名取得しているそうです。
もし、補聴器をお考え、耳に関してお店で聞いてみたいという方は
認定補聴器技能者がいる店舗に行かれることを考えていただくと良いと思います。
テクノエイド協会のホームページ→「補聴器関連」→「認定補聴器認定店」→
「認定補聴器専門店一覧」で認定補聴器技能者が在籍している店舗を
見ることができます。
いきなり認定補聴器専門店と書いてしまいました。
こちらについても今度お書きしたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
補聴器はどこで売っている?
補聴器はどこで販売されていると思いますか?
新聞の広告欄に出ているもののような集音器(集音器と補聴器の
違いは後日書きたいと思います)でなく補聴器です。
一番分かりやすいのはメガネ店かと思います。
よく、のぼりで補聴器と書いてあって店先に出ています。
他にはデパートなど百貨店売り場のメガネフロアや健康器具売り場などでも
販売されています。
他に思い当たる所はあるでしょうか?
実は、補聴器専門店があります。
ご存知の方にとっては当たり前かもしれませんが、
実は意外と知られていなかったりします。
私もそのお話をした時に、専門店があることを知らなかったと言われた
経験があります。
インターネットで「補聴器専門店」で調べるとたくさんヒットします。
そして全国に専門店はあります。
補聴器専門店の中には認定補聴器専門店、認定技能者在籍など
記載されているかもしれません。
その事についても後日お書きしたいと思います。
まずは大きく分けるとメガネ店、百貨店、補聴器専門店で
補聴器が販売されているということを知っていただければと思います。
なぜ音が聞こえるのか③
②では外耳のお話をしました。
今回は中耳について書きたいと思います。
下の図の真ん中の所が中耳になります。
鼓膜
名前はよく聞くと思います。
厚さが0.1mmというとても薄い膜です。
最初の記事で「音は空気の振動で聞こえる」と書きましたが、空気の振動で
鼓膜が揺れ、さらに奥の器官へ伝えていきます。
鼓膜が破けてしまうと音は小さく聞こえたりします。
なので、あまり奥までする事はないと思いますが、
耳かきで奥へ奥へ入れていくと
鼓膜を傷つけてしまう事もあるかもしれないので、
あまり無理やり奥までしないようにしてくださいね…
耳小骨
鼓膜側から「ツチ骨」「キヌタ骨」「アブミ骨」の3つが耳小骨になります。
鼓膜の振動を「ツチ骨」が受けます。
そして「キヌタ骨」「アブミ骨」と順番に伝わっていきます。
鼓膜の振動をこの3つの骨が増幅していって、その後の器官へ伝えていきます。
耳小骨筋というものもあり、これは過大な音が入った時に耳を痛めないように
収縮するような働きがあるともいわれているそうです。
耳管
耳と鼻が繋がっている器官です。
中耳内の空洞の空気圧=外の大気圧 になるようにしています。
・・・でも分かりにくいですよね。
飛行機乗るとキーンする経験があると思います。
それは外と中耳内の空気圧が等しくなく起きています。
なので唾を飲んだり、飴舐めたりすると治るといわれていますが
この耳管が開き、空気圧が等しくなるように動く事で
キーンという感じが無くなります。
普段は閉じているのですが、開きっぱなしになる耳管開放症という
病気もあるので「耳管」は大事な器官になります。
今回は中耳について書きました。
外耳に比べて分かりにくく、できるだけ簡単に書いたつもりですが
いかがだったでしょうか。
次回は内耳のお話をしたいと思います。
難聴とは?
2回、耳のことについて書きました。
少し耳の構造から離れて見たいと思います。
「難聴」って?
それは当然、聞こえにくくなった、聞き返しが多くなったらでしょ、と
言われそうです。
ではいつから聞こえにくくなった?となると
あまり明確にわからないと思います。
例えば急にうんと聞こえにくくなったすぐ分かるはずです。
*この場合は病院受診して下さい
そう、徐々に変わるから明確でないのです。
テレビも少しづつ音量あげていたり、話し声も少しづつ大きくなったり
しているかもしれません。
日常のこのような行動は、いつもと一緒にいる方ですと変化に気づきにくいです。
ですが、たまに会う家族の方や友人の方は
テレビが前よりも大きくない? 話す声が大きい、聞き返しが多いような?
といった事に気がつかれます。
しかし、ご本人はいつも通りで特に変わっていないと感じています。
そのくらい少しづつの変化なので耳の聞こえの変化というのは分かりにくいです。
私がお伝えしたいのは
「周りのご家族や友人の変化に気が付いてあげる事」です。
そして聞こえが変化しているのではと思われた時は、
一度、聴力測定をするなどで聞こえの確認をされても良いと思います。
なぜ音が聞こえるのか②
①では「音は空気の振動で聞こえる」とお話しさせていただきました。
今回はさらに先のことをお伝えしたいと思います。
後日、画像もしくはイラストを載せますが…(画像転用になってしまうので自己作成します)→画像作成しました!(外耳に鼓膜を載せてしまっていたので削除しました…)
耳は「外耳」「中耳」「内耳」の3つから成り立っています。
まずは「外耳」からお話します。
外耳は、「耳介」「外耳道」になります。
耳介
簡単にいうと耳のことです。(ざっくりすぎますね…)
耳たぶも耳介の一部で、耳穴の外のことになります。
外耳道
耳の穴のことです。
大体鼓膜まで3cmと言われています。
実は耳の形は人それぞれで、同じ人でも左右で異なることもあります。
また、真っ直ぐではなく曲がっています。
オーダーメイド補聴器を作成する際に耳型をとるのですが、
第1曲がり、第2曲がりなど店員さんが話すことがあります。
実は曲がりが2回あり、
第1曲がり・・・耳穴を見たときの最初の壁
第2曲がり・・・第1曲がりのさらに奥で曲がっている所。曲がりの先が鼓膜方向になる
そのためオーダーメイド補聴器を作成するには第2曲がりまで
綺麗に取れていることが重要です。(このことはまた後日詳しく書く予定です)
この2つが「外耳」になります。
次回はさらに先のことをお伝えしたいと思います。
なぜ音が聞こえるのか①
このタイトルだけを見ると
「耳があるからに決まってるじゃないか」と言われると思います。
もちろん耳があるからです。
ですが実際には複雑な構造で音を聞いているのです。
1回に沢山書くとわかりにくくなるので...何回かに分けていきたいと思います。
まず、音は空気の振動になります。
すでに分かりにくいでしょうか…。
例えば、話をすると声を発した時、空気が振動してそれが耳の穴を伝わっていきます。
そのため真空(宇宙空間)の環境では音は聞こえません。
ブログのアイコンでもありますが、耳の左側に3つの線があります。
声を出す→空気が振動→耳の穴に伝わる
このように音を聞いています。
「音は空気の振動で聞こえている」ということを知っていただければと思います。
次回はこの先の耳の中に伝わった先の話をしたいと思います。
まだまだ拙いですがよろしくお願いします。
初めまして
初めましてnetportと申します。
以前もブログを書いていたのですが中々長続きしなく…。
今回は毎日を目標に上げていきたい!(出来るかな...)
過去の反省をいかして、毎日あげるためにはと考え、
テーマを決めることにしました。
テーマは・・・
「耳」
にしました。
私自身も「耳」に関連する仕事をしておりますし、何より高齢化社会と言われ
テレビや雑誌で取り上げられていることが多くなりました。
ですが、まだまだ情報が少ないとも感じています。
少しでも多くの人に「耳」について知ってもらいたいという気持ちで
初めていきたいと思います。
一つの分野になりますが、耳の構造、難聴、病気、補聴器etc・・・
色々なことをお伝えできればと思います。
できたらブログを見てよかった、初めて知ったよ、など感じてもらえたら何よりです。
それでは、これからよろしくお願いいたします。